あなたはタクシーという仕事にどのようなイメージを持っているだろうか。大方のイメージは、私が抱いてたものとそんなに変わらないのではないかと思う。かくいう私も、タクシーは絶対という位やりたくなかった。それが今何故タクシー乗務員を喜々としてやっているのか、そこら辺を語りたいと思う。
タクシーのイメージは、まずは誰でも出来そうとかに始まり、運転するだけとか、退屈そうだとか、そういった負のイメージが多いのではないだろうか。私もイメージは負の方が大いに先行していて、良いイメージと言えば子供の頃公園でよく休んでるタクシー運ちゃんを見て、自由な感じでよさそうだな位の程度であった。
ところがこれがやってみると良いことの方が多いこと多いこと。間違いなく、ホワイト、ミポリンが昨日不慮の事故で亡くなったけど、正に色・ホワイトブレンド(この曲大好き)なのである。
そもそもでは何故その嫌なイメージ先行のタクシーをやったのかといえば、それはハイヤー会社の方針で仕方なくがきっかけなのだ。
私は元々会計関係の仕事を20年近くやっていたのだが、スキルや知識が上がるにつれて、やることの質や量もあがってきて、そのクセ年齢は重ねていくものだから、会計業界にはもう体力的・精神的なところに限界を感じていたのだった。これは思い切って業界ごと変えなければならない、というところまできていると。ただ、まだ会計の可能性をすてきれずにいたので、ハイヤーなら仕事をしながら資格取得の勉強ができるのではないかと思ったのだ。これもまた勝手なイメージなのだが、ハイヤーなら赤坂の料亭やゴルフ場など、送ってしまえばクライアントが戻るまでいくらでも車で勉強できるのではないか、と思ったのである。なので、ハイヤー会社に就職したのだが、道を覚える為関連グループ会社のタクシー部門で2、3ヶ月は試用期間だけタクシー乗務員をやってもらいます、ということだったのだ。
人間嫌なことでも期間が決まっていれば耐えられるものであろう。私も、確かに道を覚えられそうだし、期間限定なら一生のうち一回くらいタクシーをやるのも面白い経験かも、などとむしろタクシーを好意的に捉えだしたりして、そのハイヤー会社に入社を決意したのだった。
その後タクシーの2、3ヶ月の研修を経て、明らかにタクシーへの認識が変わった、いや変わってしまった。本当になんでもやってみないとわからないものだ。
気付いた時にはもうこのままハイヤーの研修に行かないでタクシーやり続けたい、そう思うようになっていたのだ。周りのタクシー仲間にもそう言っていたし、ハイヤー研修に行ってもそのことを上司に伝えた。家族にタクシーって、こうこういいところが一杯あるんだよ、と話してきた。
では具体的に何が良い点で、またどういった嫌な部分があるのだろうか。それは次回、しっかり分析したいと思う。
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